2012年12月31日月曜日

ようやく(遂に)移住

12/26に転居し、所有権移転手続きも完了(農地は慣例どおり仮登記)。
いよいよ2013年から農家スタート。
この数年、紆余曲折あったが結局、田舎の暮らし、農業の実態を知るきっかけと
なった地に帰って来たということか。
縁とか運命とか、人生は面白いもんだ。

サボりまくりの”就農活動中☆だんな日記”は2012年を以って終わりにし、
2013年からは新たに”駆け出し有機農家の奮闘記”などのタイトルで
日々の状況を発信しようと思う。
まぁ暫らくは古民家の修繕、片付け作業の忙殺報告になるでしょうが…。

2013年からのだんなブログはこちら↓



Take It Easy!!



引っ越し後の初日は雪の歓迎(@_@;)
とにかく冷える。

2012年10月23日火曜日

ほぼ就農地は決まったが…。


家が見つかり、何とか売買契約にまでこぎ着けた。
しかし、世襲でない者が農業を始めるには兎に角、金が掛かる。

『就農支援資金制度』なるものが、農水省から提供されているので、
その中の「就農準備資金」について行政窓口へ話をしに行く。

毎度恒例、管轄の府、市の担当者勢揃いで、出来る、出来ない、
ああしろ、こうしろと貴重な助言をいただき、有意義な時間を過ごす。
予想はしていたが、結局、慣行農法、慣行経営を推して、慣例に従って
認定する、というこれまでと全く変わらない農政体質でしたね。
何となく、農協との政治的な結び付きがここでも垣間見えた。

尚、都道府県普及センターは就農者認定はするけど融資保証はしない。
なので、金融機関の審査も別途必要で、更に連帯保証人まで必要。
普及センターは資金面で全面的にサポートするわけでもありません。
信用保証協会のような仕組みが農業分野にもあればなぁ(-"-)




因みに、この地域で「就農準備資金」の
融資実績は、平成16年に1件あるだけらしい。

こういう事実はもっと広く公開し、評価される
べきだ。











ところで、例の国の支援策はどんな状況なんでしょうねぇ・・・。
5年後、10年後の結果責任なんて負わないんでしょうな、下の起案者達。
農林水産省
経営局就農・女性課
担当:企画グループ
担当:雇用・労働グループ
担当:就農促進グループ

2012年9月29日土曜日

稲 手刈り

9/29百姓塾OBで手伝い。
手刈り、手結束、ハザ掛け。















ぎりぎり雨ももって終了!!
僅かこれだけといえ、結構大変(@_@;)
昔の人の苦労が偲ばれる。

2012年9月23日日曜日

四天王寺骨董市

久しぶりの骨董市。
盛り上がってるねぇ。テンション上がるねぇ(^o^)丿
何が発見できるか分からんこの楽しさ。
















嫁は色々ゲットしたようだが。

むむっ!
またしてもこんなところにサボが。
奥にホーローのが¥16000で。
ちょっと無理(>_<)

2012年9月17日月曜日

先輩農家さんの手伝い

オーガニック野菜農家「しのたろう」さんとこの原木シイタケ準備を
8/31、9/16の2回に分けて手伝い。

まだまだ蒸し暑く、汗みどろになりながらの作業。
しかし見よっ!!このジャングル状態からの進化。








いい汗かいたあとのビールがまた旨い!!(#^.^#)
これぞ生きてる証し。

2012年9月10日月曜日

西紀(川北)の稲刈り

2012/9/9(日)
今年も恒例の川北地区の稲刈り、はざ掛けへ。










この部分のお米は完全無農薬、天日干し。
いずれは自分達の食べる分くらいはこのように作ってみたいものだ。

この辺りはもうすぐ黒豆で大忙し。
これも楽しみ。(^^♪

2012年8月1日水曜日

農家への道

圃場実践研修は6月のニンニク、タマネギの収穫で一旦終了。
借りていたMJ地区の畑も全て返却。

約束の地を求めて彷徨い続けたが、ようやく決まりそう。
しかし、土地、家屋の登記を含めて行政手続きがホント、大変。(-"-)

役所担当課、農業委員会と会合を持ったが、色々と骨の折れることが一杯 。
参考までに農地法3条の申請に関わる書類の一部を下記に。

通常、農地を取得して農業をいきなり始めることはできないらしい。
不正な取得、転用、放置などを防ぐためらしいが…。
まぁ、これ以外にも必要なものがあるんでしょうな。
閉口。頭が痛い。

また、農政について考えさせられる。

農家への道は厳しい。(>_<)

2012年7月2日月曜日

80'sインディペンデントシーンと今

2012.6.30 心斎橋CONPASS

東京時代、ともに活動していた仲間がリユニオン大阪ライブ!!
二十数年経っても高いテンションとパフォーマンス。
しびれるねぇーっ!
やっぱ、ライブハウスはいいね!
血が騒ぐね!
復活した彼ら(他にも沢山)の当時と今の写真集『Thus we live bit by bit』
これがまた素晴らしいコンセプトでいい写真も満載。

俺もいい歳のとり方ができる生き方をしよう。
本質が変わることなどないはず。

2012年6月24日日曜日

待望のガーリック!!

S市内で借りていた畑、ニンニクと大さやえんどう、チョイたまねぎの
の収穫でついに撤収。

播種が遅れたわりにしっかり採れました。
半年かけて越冬して、大したもんや。
栄養たっぷり。 
   




500g/¥1000

















(^_-)-☆Prank!

2012年6月9日土曜日

日本の有力食料資源?

クボタがコメを海外輸出。
という報道があった。
その流れになってくるのだろう。

資源のない日本だが、コメに限らず農産物は有力な資源に成り得るのでは。
新興国の成長を見て、いづれ大手商社なども参入してくるだろう。
やはり、農林水産省と経済産業省は統合すべきだ。

 ただ、将来、今のコメ余りからコメ不足にならないかはちょっと心配だ。
良い国産米は海外へ行き、安価な輸入米を日本人が食すようなことだけは
絶対にあってはならん。

と、思うが。

2012年5月31日木曜日

~農業改良普及センターって

5/30(水) 新たな就農候補地の御役人さんと会合。

前回の経験から大した期待もないが、今後のこともあるだろうから
取り合えず平日に都合付けてF市まで。

F市の方2名、農業改良普及センターの方3名お揃いでした。
どこへ行ってもこの2組織はセットのよう。

農業改良普及センターという組織は全国に存在していて、
HPなどを見ると各都道府県の管下にあるようだが、名称が同じなので
国も絡んでいるのでしょうかねぇ。
各自治体によって施策は微妙に違うしなぁ。よく分らん。

で、この組織は主に技術指導、経営指導をしているようだが、必ず話に
出てくるのが農協(JA)。
今回でも農協との取引を柱(前提)に生産計画を立てるべきと。
経営指導などしているのなら、高コスト、低利益になりかねない旧来型の
農業を推奨して、一体何を考えているんだろうか。
有機農法、自然農法をやりたいという人に対して、コンサルタントできる人間は
いないのか。
彼等のガイドライン、マニュアルがそうなっているんだろうが、
農協(JA)との組織関係も何かありそう気がしてしまう。
その辺に詳しい人がいれば、是非聞いてみたいものだ。

ついでに自治体だが、地方公務員の外郭団体への天下りワースト5に
大阪市、京都市、神戸市が名を連ねていた。(5月31日の報道より)

橋下さん、国政云々も結構ですが、自分のお膝元しっかり改革して
くださいよ。
関西広域連合だの、道州制だの、これじゃねぇ。

あぁ~、またボヤキ節が…(;一_一)

帰りに収穫した、大さやえんどう⇒グリーンピースの図でも載せとこ。

2012年5月19日土曜日

森の集い In 靭公園

オーガニック、というよりは自然農を実践されているファーマーが
沢山出店していました。

様子は『就農活動中★嫁日記』で。

会場が大阪ということもあり、奈良や和歌山の方が多かった。
色んな人と話をしていると、とても刺激になる。
意欲ある若者も沢山。
日本の農業もまだまだ未来があるぞ。
あとは農政だな。やっはり。

国産小麦を使ったパンを売る店も結構あった。
素晴らしいことだ。
数週間程前に報道されていたことを思い出した。
日本人の食費に占めるコメとパンの割合が逆転して、パンが高くなったらしい。
その中で国産小麦を使ったパンを食べている人はどれぐらいいるのだろうか。
大量生産されるパンの表示に小麦の産地や生産履歴はほぼ載っていない。
少なくとも産地ぐらいは表示を義務化すべきではないのか。
他の加工品も。
関税云々以前に生産者にとっても、消費者にとってもフェアじゃないと思うのだが。


2012年5月18日金曜日

18,May,1980

5月18日 IanCurtisの命日。

23歳で終止符を打ってから、32年もの歳月が流れた。
早いものだ。
俺はその倍生きている。

今でも≪The Eternal≫ を聴くと、込み上げてくる。
20歳の頃だったか、英語と日本語の歌詞をノートに書いていたことを思い出す。
衝撃だった。
虚無感、絶望感、閉塞感。


俺なりにIanを理解したい。



俺達はどこから来て、どこへ行くのだろう。

2012年5月13日日曜日

味噌作り以来のNSK地区ボランティアへ

久し振りにNSK地区へ。

今回の私の担当はひたすらトラクター作業(^^♪
鋤いて、草取って、畝立てて。
イヤー、真っすぐ均等に立てて行くのって思ったより難しかったなぁ。
横転するかとヒヤヒヤすることも(+o+)

今までちっちゃい畑をちっちゃいトラクターでやっていたので、
これはとてもいい練習になりました。
















 帰りにあの畑をチェック。
 








大さやえんどうがモジャモジャと!!
 こりゃ、来週も採りにこないと
えらいことになるな。










そしてニンニクもニョッキニョッキと。




 しかし、このMJ地区に来ると何か寂しくなってくるなぁ。
複雑な気持ちや。
夢描いてあれほど動いていたのに…。
集落の人に声掛けられるが、辛いね。
 集会で訴えたことは聞いてもらえていたんだろうか。

まっ、これも縁か。運か。
成る様になった。成る様になる。




2012年4月26日木曜日

久しぶりにあの畑の様子を

中途半端なことになってしまった、MJ地区の畑。
結局、えんどう豆とニンニクだけが寂しくもしっかりと
育っている。
寒い日が長く続いたせいか、えんどう豆はちょっと
伸びるのが遅いかな。
鶏糞を1回追肥しただけなんで仕方ないか。
 


























良いのが沢山採れたらどっかで販売でもしよかな。

2012年4月25日水曜日

北野天満宮骨董市

 振替休日ということで、久しぶりの京都へ。
ここ1年は畑通いばかりだったので、何かワクワクするね。
新鮮。 

 
 まぁ、平日というのに人、人、人。
すごい賑わい。

 
おぉーっ!! サボが!
ホーローのやつではなかったが、衝動買いしそうになった。
やばいやばい。

何が発見できるわからん骨董市は、ほんま楽しい。
いい気分転換になった。


2012年4月22日日曜日

TPPに関する意見広告が。

4/20(金)の全国紙朝刊に一面使ってTPP交渉参加反対の意見広告が
載っていた。
意見の掲載主は農林水産業、生協などの各連合会。
日本にとって、どんな利点があるのか、なぜ、米国主導のTPPなのか、
議論、説明が十分成されていないという趣旨は同意見である。
しかし、掲載主は今が失われる、今を守りたい、だから
TPP参加反対と言っているがその根拠も分からない。
反対するのはいいけれど、今後のビジョン、戦略を示してもらいたい。
少なくとも農業に関しては、現状は問題だらけで、TPPに関係なく
近い将来すら楽観できない。
それを作りだしてきたのも、放置してきたのも今の農水省、政府の
農業政策ではなかったか。
全農と政府の関係は今一よくわからないが、影響力があり一翼を
担ってきたことは確かであり、責任はあるはずだ。
この先もこのままコメに700%超の関税を掛けて、バラマキ政策を
続けて、世界の中の日本としてやっていけると思ってはいまい。
鎖国でもするなら別だが。

省庁の官僚、職員は高学歴の頭のいい人ばかりの集まりでしょうから、
将来の貿易自由化を睨んだ優れた戦略シナリオを期待したい。
、が、硬直的な思考、組織体質ではやはり妙案、実行力は望み薄か。
大臣自体ころころ変わるお遊戯政治だし。

で、
野田 総理大臣!!
私は訴えたい。
『省庁を再編し、農林水産省と経済産業省を統合すべき。』
農業も林業も水産業も、日本経済の重要産業と位置づけるべし。
家電や自動車と同様、国際的な技術力、ブランド力の創造は
そのへんの新興国に負けるはずがない。
消費者の意識変革も必要だが、”Buy JAPAN.Made in JAPAN”を
強く推進してもらいたい。

このTPP論争をきっかけに、旧態依然としていた最後の領域が
変化し始めることになればと思うが。

2012年4月14日土曜日

新規就農支援策の状況

平成24年度予算の成立が4月にずれ込んでしまったこともあるが、
この支援策、どこの現場でも結構混乱しているらしい。
事業実施主体が都道府県、市町村としているのだから、大きく権限移譲
すればいいのに、細かい部分まで適用可否に介入し時間が掛っているそうだ。
実際に4月スタートできるところは殆どないのでは、とある市職員の談。

そもそも、40歳未満の就農者が少ないから、45歳未満を金銭支援して
年間2万人を就農させよう、という短絡的な施策。
農業者=生産者と未だに考えていることは明白。
地域によって実情は様々。
流通、販売、企画などの人材が必要なところもあるはず。

この農業関係だけでも国、都道府県、市町村と一体どれだけの役人が
うごめいていることやら。
これら公務員の数に対する、費用対効果や一人当たり生産性みたいな
指標はどこかで計られていないのだろうか。
公務なら国民にもっと身近に公開されていてもいいと思うが。

G7中トップ(GDP比)の借金財政国である現実を考えると、公務員天国
ギリシャで起きていることは決して対岸の火事ではないだろう。
消費増税議論も結構だが、その前にもっと絞るところは沢山あるんじゃないの。
国債マジックのショートは、いつか必ずやって来るんだろうなぁ。
その時までに、自分達の食料は確保できるようにしとこ。

2012年3月30日金曜日

またか…。

忘れた頃にS市の就農担当所管から連絡があり、今年度に国の新規就農支援を
希望しますか、と聞いてきた。
ようやく施策の詳細が見えてきたらしい。
しかし、受け入れ地域でのマスタープランの策定を決定しなければならないので、
明日中に返事が欲しいと。
……(-_-メ)
唖然、愕然。
何のための、誰のための施策なのか、自分たちの仕事が公務であり
何が目的であるかを自覚しているのだろうか。

去年の10月末のことを思い出してきた。
2011.10.31参照(http://lalala-freedom.blogspot.jp/2011_10_01_archive.html)
この時、むにゃむにゃした対応で先送りされたこの策、結局ここに至るまで
何の連携もなかった。
結果論だが、年明けにこの提案をもらっていれば、賃貸通いでMJ地区で
スタートしていたかもしれない。
当該部署のその壮大な名前の意味を聞いてみたい。
“農”業の“都”を“創造”する?
“農”から“都”市へ“創造”する?

聞くところによると、S市ではこの2年位前から就農や移住に力を
入れ始めたらしい。
甲子園球場満杯に満たない人口も年々減少しているが、余程
私たちは歓迎されない種類だったということか。

去年知り合った市議会議員の方は、市財政のために自ら議員定数の削減を
提案し、この春の選挙に臨んでられる。称賛!!
私に選挙権はないが強く応援したい。
当選されたら是非とも市職員の職務成果を厳しく問うていただきたいものだ。
そうそう、『空き家条例』のこと、この議員さんに話してみよ。

2012年3月18日日曜日

リセット。もう一度。

ここ1・2ヶ月程、我が家は本当に凹んだなぁ。
今まで必死漕いでやってきたことは何だったんだろか。
全て無駄とは思わないが、実を結ぶとも思えなくなってきた。
この春から就農するとあっちこっちに言い回って風呂敷広げて、
仕事先にも3末での終了をお願いして、結局この有り様。
幸い再継続に快く応じてもらえたから良かったものの、
まったくの大恥さらし。(__);

運も実力というが、結局世の中うまくいく人といかない人の二極化で、
俺たちは後者なのか…?。
善も悪も神も仏もあったもんじゃない。
そんな気にすらなってくる。

いやいや、しかし、、、
こんなことで諦めるわけにはいかない。
へこたれている場合ではないし、卑屈になってもいけない。
いい人にも出会い、今まで知らなかったことや新しい経験もできたわけだし。
これを糧に前向きに行こう。


『山よりでっかい獅子は出ん。』

2012年3月12日月曜日

集落と空き家について考える

私たちはこの1年、就農地と家を探して主に丹波地方を回ってきた。
この地域は小さな集落が多く点在し、のどかな農村風景が広がる
ところだが、やはりどこも高齢過疎化が進んでいる。
そして、必ずといっていいほど空き家が数軒存在している。
中には見るも無残に朽ちかけているものもある。
何故、こうなる前に手を打てなかったのか。
それぞれお家事情はあると思うが、家や田畑も荒れてしまったんでは
集落のみならず、その地方にとっても大きな損失である。
もっと言えば、日本の文化、伝統すら失われてしまう。
その地で家を受け継ぎ、暮らしたいという人は沢山いるのに。

因みに、S市では約500軒ほどの空き家があると分かっているらしいが、
その内売却、賃貸などで話が纏まるのは1%程度。
まぁ、職員の仕事っぷりはともかく、その程度しか提供できていないのが現実。
内容はマチマチらしいが、全国52の自治体で「空き家条例」なるものが
あるそうだが、国も含めて早急に思い切った対策を執らねば、過疎化、荒廃の
勢いは加速いくばかり。

例えば、こんな案はどうだろう。
・登記上の所有者に連絡がつかず、放置されている物件は自治体の
 管理下におき、有効活用できる人に貸す。
・耕作放棄地含め、明らかに日常生活をしていない、住民登録がないような
 土地建物に固定資産などの税を重くする。
・所有者(遺族)権利や特殊な問題に対して、速やかに相談できる窓口を設け、
 放置されることのないよう対策を提案する。

もっとも、住民の意識が変わらねばどうにもならないのだが、その地を出て行った
子息達も故郷のこと、日本のことをほんとうに想うのであれば、もう少し真剣に
取り組んでもらえたらと思う。
各地域の長の方は、切実な危機感を持たれているが、残念ながら住民の
お年寄り達はその意識はあっても危機感まではないようだ。
無理もないか。

2012年2月29日水曜日

”人生再考?”ではなく”人生最高!”であってほしい

ここにきて予想外の展開に頭を抱え、落ち込む夫婦二人。(--〆)
連日の重い空気の家族会議。
出した結論は、2012年4月の移住・就農は半年延期することにした。
主な理由は、、、

①研修支援のない中で、望んでもない農業をやる意味なし。
 ☞ 県担当者は組合との進行中事業が優先であった。
   
②MJに住める空き家はなく、この先も出る可能性は小さい。
 ☞ 賃貸に住んで通い農家を当てなく続けても、効率が悪い上、
   将来の展望も描きにくい。
   無駄な時間と費用が嵩むばかり。何度も引っ越しなどしたくない。

③組合管理下の圃場では他との事前調整や制約があり、多少ではあるが
  柔軟性に欠けけしまう。
 ☞ よく分らん国の減反政策や行政許認可などの兼ね合い。
   これは何処へ行っても付いて回ることだと思うが…。

④初心に帰る。
 ☞ 私たちは何をしたかったのか、どんな人生を描いていたのか。
 

①についてはMJ組合でなく、別の場所を研修先としていれば
可能だったかもしれないが、当担当者としては組合との関係から
今更無理だったのだろう。
しかし、事前に条件、内容は分っていたのではないか。
農業従事者を増やすことは目的ではなかったのか。
ハウス事業については組合長の説明不足も否めない。

②についてはやはり農業はその地に根付いて営むのが理想。
というか当然の姿と考える。
機械、資材、生産準備、収穫物の整理、保管などなど考えれば、
圃場の近くに住居がなければ生産性も上がらん。
しかし、各集落地の空き家の問題は深刻やな。
ここは後日、色々と分ったことや考えを書いてみたい。

③は国の制度や法律に依るもの。
ちょこっと米を作ってみよう、とはいかない。
色んな人の話を聞いて、巷でよく報道される農業制度に関する歪んだ問題
というものが身近に感じられるようになった。

④これに尽きる。
『就農=起業 ⇒ 利益追及=生活維持』の考えに傾き過ぎた。
おいしい話に飛びつき、担がれ、行政などに期待し、結果、
足元をすくわれるはめになった。
当初の考えどおり”行政は期待せず、利用する”を念頭に置いて、
自分たちの理想郷へのスケジュールを再考しよう。

2012年2月27日月曜日

先の2012/2/8(水)の続き

想定外の話が多く、頭の整理が付かないので、帰りに最近知り合った
自然農をやられているカップル(玄米百姓園)のお宅へアポなしで相談しに行ってしまう。
突然の訪問、大変失礼しました。
旦那さんは出かけられていたが、奥さんが快く話を聞いてくださった。
『納得するまでしっかり話を聞き出して、”NO”と言うところははっきり言った方がいいよ。』
良い助言をもらいました。
確かに説明不足、かつ曖昧な状態で進んでいた部分があったのは事実。

本当にありがとうございました。

しかし、、、
どぉーも、節分過ぎてから風向きがおかしい。
紹介もらっていた空き予定の家は突然、別の人に交渉されることになってるし。
これは追い打ちのショックやったなぁ。一言欲しかったなぁ
節分の豆撒きしてんけどなぁ(-_-メ)

また続く。

2012年2月25日土曜日

生まれ落ちた記念日


前回の投稿から何と、3ヶ月以上!!
サボり過ぎというのもあるが、最近は気乗りしないことが多く…。
まっ、今日は誕生日でもあるし、後で振り返った時のための日記として、
久々にこれまでの就農状況をざっと記録しとこ。
その他の活動も含め、詳細は嫁日記もご参照ください。

2011/11/13(日)
NS地区の農村ボランティア活動。
黒大豆ブランド地区の煮豆用作業。

2011/11/20(日)
MJ地区の農村ボランティア関係と組合員さんらと作業後、親睦会兼忘年会。
ここで次年度の自治会長さんとお見知り置き。
空家の対処や収益アップなどのアイデア、抱負を聞く。
この時点、期待と希望が膨らむ。

2011/12/11(日)・17(土)
MJ地区で2回、農村ボランティア活動。
今後のためにも意欲的に参画。
よー頑張ってるでぇ。

2012/1/4(水)
年明け早々、MJ組合でハウス設置について、県、JAとの打ち合わせに召集される。
この場に顔を合わせる四者の思惑、利害が全く分からず、どう係わったらよいものか
戸惑うばかり。
その後もはっきりとした説明はなかったが、もらったコピー資料や断片的な話し
などから以下のようであった。
・H22年度に取り組みがスタートした県の事業で、H23年度内にハウスを設置する。
・研修生の受け入れ、就農者育成。

新規就農を目指す私達に丁度よいと考えられたのだろう。
この時、私も勘違いをしていた。
その施設を使用して研修の形を採れば、就農(研修)者支援を受けられると。 
後で分かることだが、確認不足であった。
というのもあるが、H22年度事業については、ちゃんと説明すべきことであろう。

2012/1/22(日)
MJ地区の農村ボランティア活動。
この日は三宮からバスで来られる方、地元の方、いつものメンバーと40~50名
の大所帯。
この労働力は貴重。

2012/1/27(金)
NS地区の農村ボランティア活動。
というより興味のあった、麹作りができるのが楽しい。

午後はS市役所で市・県営住宅の募集について話を聞きに行く。
その後、近くの不動産屋で中々趣のある借家を紹介してもらう。

2012/1/28(土)
MJ地区の自治集会で住居もないのに就農予定者として挨拶。
本末転倒な気もしたが、村社会に早く馴染めるようにと思い、頑張ってスピーチ。
結婚スピーチ以上に久々の大緊張であった。
『住む所がないので、情報提供、ご協力を。』、と声を大にして訴える。

2012/1/29(日)
NS地区の農村ボランティア活動。
27日に作った麹で黒大豆の味噌作り学習。
この味噌はとてもいいっー!!

2012/2/8(水)
午前中に趣のある借家を再度、隅々までチェックするため内覧に行く。
不動産屋の社長(前回は息子さん対応)がこれまた、ファンキーで気風のいい、
ちょっと浪花ノリの人で古民家再生などの武勇伝を楽しく聞かせていただきました。
また何かでお世話になるかもしれません。

さて午後。
MJ組合で県(市はキャンセル)の担当者から春以降のプラン等の提示を受ける。
まず、
・県の研修制度は受けられない。理由は、、、
①H22年度に始めた事業(ハウス)を担ってもらう必要がある。
②研修制度は先進(認定)農家で研修を受けてもらうのが条件。
③MJ組合のハウスでは講師となる農家がいない。

・国の新規就農支援の窓口は国⇒市となり、県でははっきりとしたことは
言えないが、詳細検討、準備期間などから4月スタートは厳しいと思われる。
(この日不参加の市担当者へは、こちらから何度も電話をして当該支援策の状況を
聞くことになる。概ね、同様の話)

・栽培品目、方法について注文(助言?)を承る。
はて、私達のやりたいことが伝わっていなかったのか。
あるいは、サラリーマンとして型どおりなことを言っているのだろうか。理解に苦しむ。
農薬を使うなら農業を始める意味がない。


この日を境に考え直すことが沢山でてきた。
これらのことについては後日、たっぷり書いてみたい。