2012年3月30日金曜日

またか…。

忘れた頃にS市の就農担当所管から連絡があり、今年度に国の新規就農支援を
希望しますか、と聞いてきた。
ようやく施策の詳細が見えてきたらしい。
しかし、受け入れ地域でのマスタープランの策定を決定しなければならないので、
明日中に返事が欲しいと。
……(-_-メ)
唖然、愕然。
何のための、誰のための施策なのか、自分たちの仕事が公務であり
何が目的であるかを自覚しているのだろうか。

去年の10月末のことを思い出してきた。
2011.10.31参照(http://lalala-freedom.blogspot.jp/2011_10_01_archive.html)
この時、むにゃむにゃした対応で先送りされたこの策、結局ここに至るまで
何の連携もなかった。
結果論だが、年明けにこの提案をもらっていれば、賃貸通いでMJ地区で
スタートしていたかもしれない。
当該部署のその壮大な名前の意味を聞いてみたい。
“農”業の“都”を“創造”する?
“農”から“都”市へ“創造”する?

聞くところによると、S市ではこの2年位前から就農や移住に力を
入れ始めたらしい。
甲子園球場満杯に満たない人口も年々減少しているが、余程
私たちは歓迎されない種類だったということか。

去年知り合った市議会議員の方は、市財政のために自ら議員定数の削減を
提案し、この春の選挙に臨んでられる。称賛!!
私に選挙権はないが強く応援したい。
当選されたら是非とも市職員の職務成果を厳しく問うていただきたいものだ。
そうそう、『空き家条例』のこと、この議員さんに話してみよ。

2012年3月18日日曜日

リセット。もう一度。

ここ1・2ヶ月程、我が家は本当に凹んだなぁ。
今まで必死漕いでやってきたことは何だったんだろか。
全て無駄とは思わないが、実を結ぶとも思えなくなってきた。
この春から就農するとあっちこっちに言い回って風呂敷広げて、
仕事先にも3末での終了をお願いして、結局この有り様。
幸い再継続に快く応じてもらえたから良かったものの、
まったくの大恥さらし。(__);

運も実力というが、結局世の中うまくいく人といかない人の二極化で、
俺たちは後者なのか…?。
善も悪も神も仏もあったもんじゃない。
そんな気にすらなってくる。

いやいや、しかし、、、
こんなことで諦めるわけにはいかない。
へこたれている場合ではないし、卑屈になってもいけない。
いい人にも出会い、今まで知らなかったことや新しい経験もできたわけだし。
これを糧に前向きに行こう。


『山よりでっかい獅子は出ん。』

2012年3月12日月曜日

集落と空き家について考える

私たちはこの1年、就農地と家を探して主に丹波地方を回ってきた。
この地域は小さな集落が多く点在し、のどかな農村風景が広がる
ところだが、やはりどこも高齢過疎化が進んでいる。
そして、必ずといっていいほど空き家が数軒存在している。
中には見るも無残に朽ちかけているものもある。
何故、こうなる前に手を打てなかったのか。
それぞれお家事情はあると思うが、家や田畑も荒れてしまったんでは
集落のみならず、その地方にとっても大きな損失である。
もっと言えば、日本の文化、伝統すら失われてしまう。
その地で家を受け継ぎ、暮らしたいという人は沢山いるのに。

因みに、S市では約500軒ほどの空き家があると分かっているらしいが、
その内売却、賃貸などで話が纏まるのは1%程度。
まぁ、職員の仕事っぷりはともかく、その程度しか提供できていないのが現実。
内容はマチマチらしいが、全国52の自治体で「空き家条例」なるものが
あるそうだが、国も含めて早急に思い切った対策を執らねば、過疎化、荒廃の
勢いは加速いくばかり。

例えば、こんな案はどうだろう。
・登記上の所有者に連絡がつかず、放置されている物件は自治体の
 管理下におき、有効活用できる人に貸す。
・耕作放棄地含め、明らかに日常生活をしていない、住民登録がないような
 土地建物に固定資産などの税を重くする。
・所有者(遺族)権利や特殊な問題に対して、速やかに相談できる窓口を設け、
 放置されることのないよう対策を提案する。

もっとも、住民の意識が変わらねばどうにもならないのだが、その地を出て行った
子息達も故郷のこと、日本のことをほんとうに想うのであれば、もう少し真剣に
取り組んでもらえたらと思う。
各地域の長の方は、切実な危機感を持たれているが、残念ながら住民の
お年寄り達はその意識はあっても危機感まではないようだ。
無理もないか。