2012年2月29日水曜日

”人生再考?”ではなく”人生最高!”であってほしい

ここにきて予想外の展開に頭を抱え、落ち込む夫婦二人。(--〆)
連日の重い空気の家族会議。
出した結論は、2012年4月の移住・就農は半年延期することにした。
主な理由は、、、

①研修支援のない中で、望んでもない農業をやる意味なし。
 ☞ 県担当者は組合との進行中事業が優先であった。
   
②MJに住める空き家はなく、この先も出る可能性は小さい。
 ☞ 賃貸に住んで通い農家を当てなく続けても、効率が悪い上、
   将来の展望も描きにくい。
   無駄な時間と費用が嵩むばかり。何度も引っ越しなどしたくない。

③組合管理下の圃場では他との事前調整や制約があり、多少ではあるが
  柔軟性に欠けけしまう。
 ☞ よく分らん国の減反政策や行政許認可などの兼ね合い。
   これは何処へ行っても付いて回ることだと思うが…。

④初心に帰る。
 ☞ 私たちは何をしたかったのか、どんな人生を描いていたのか。
 

①についてはMJ組合でなく、別の場所を研修先としていれば
可能だったかもしれないが、当担当者としては組合との関係から
今更無理だったのだろう。
しかし、事前に条件、内容は分っていたのではないか。
農業従事者を増やすことは目的ではなかったのか。
ハウス事業については組合長の説明不足も否めない。

②についてはやはり農業はその地に根付いて営むのが理想。
というか当然の姿と考える。
機械、資材、生産準備、収穫物の整理、保管などなど考えれば、
圃場の近くに住居がなければ生産性も上がらん。
しかし、各集落地の空き家の問題は深刻やな。
ここは後日、色々と分ったことや考えを書いてみたい。

③は国の制度や法律に依るもの。
ちょこっと米を作ってみよう、とはいかない。
色んな人の話を聞いて、巷でよく報道される農業制度に関する歪んだ問題
というものが身近に感じられるようになった。

④これに尽きる。
『就農=起業 ⇒ 利益追及=生活維持』の考えに傾き過ぎた。
おいしい話に飛びつき、担がれ、行政などに期待し、結果、
足元をすくわれるはめになった。
当初の考えどおり”行政は期待せず、利用する”を念頭に置いて、
自分たちの理想郷へのスケジュールを再考しよう。